挨拶をしよう

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  皆さんおはようございます。響蒼太です。 俺は今、とある廊下の曲がり角に身を潜めています。 何故かって?それはモチロン!我が愛しの水野雨音ちゃんをお出迎えする為でッす! ここで雨音ちゃんに「おはよう」を言うのが俺の朝の日課 …ふふっ。は~や~く来ないかな。 待ちきずソワソワする俺を、不審な目を向け通り過ぎて行く生徒達もいるけど。 …そんなの気にしな~い☆ 角の方から覗いてみる。するとそこに、やって来ましたッ!愛しの水野雨音ちゃんがッ!! 雨音ちゃんがドンドン近づいてくる。俺のドキドキもまさに最高潮ッ!! ◆◆◆ 「オハヨウッ!!雨音ちゃんッ!!」 「キャッ!もぉ~ビックリした。おはよう蒼太クン」 「驚かせてごめん。一緒に教室行こ?」 「うん。でも‥みんながまた私達の事、冷やかしたりするんじゃないかしら?」 「嫌なの?」 「嫌じゃないけど‥恥ずかしい」 「俺は平気だよ?だって俺、雨音ちゃんの事大好きだから」 「蒼太クン嬉しい!アタシも蒼太クンの事愛してる!」 見つめ合う二人。縮まる距離。そして二人は‥‥。 ◆◆◆  
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