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5人は校舎に入ったはいいが経堂寺を見失った。何故に顧問が指示なしに消える。
進藤がイライラし始める中、神川はだけは横で冷や汗タラタラだ。
「おーい、ちっひろー」
仕方無く立ち往生していた5人の右手にある『職員室』と書かれた部屋。そこから顔を出した経堂寺が千尋を手招きして呼ぶ。
そこに居たか。
「はい、ただいまー」
最近はボケすら忘れた千尋。吹奏楽本来の楽しさからかけ離れていては無理もない。
「なんかさぁー、あんたの知り合いいるよー」
「え?」
千尋はさらに足を早め、経堂寺のもとへと走った。
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