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「いやっはぁぁぁ!」
ホルンを手に抱え、音楽室を走り回っている男がいた
一条高校御一行は音楽室にはいりその光景を最初にみた。
かなり衝撃的で、進藤は苦笑いが止まらなくなっていた。
「やめんか清水。お客様の前だろうに」
すぐに剣崎が止めにかかる。それを大人しく聞いたのか、ホルンを左手に持ち替えては剣崎の前まで歩いてきた。
「へぇ…そいつらが一条の…ふーん、へぇー。で、誰が一番卵焼き焼くの上手いわけ?」
「お前、私はそんな説明してなかっただろが!」
剣崎が清水の発言をかき消すが進藤が剣崎をしらけた目でみる。
「…………」
「ちが、ちがう!私は…」
「と、とりあえず落ち着こう!」
剣山がフォローに入った所で場は静まり、一条メンバーは床の隅にカバンを置き、剣崎らの部員と改めて顔を合わせた。
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