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進藤は横に飛び、確実に橋本をよけた。
そして橋本をよけたその軌道を旋回させ、再び走り出そうとした。
ドン。
「甘いぜ、2枚目さんよ」
走り出そうとした進藤の背中には橋本の手の平が押し付けられている。
「(こ、こいつ……ダイブした後すぐにこの体勢に移ったのか……!信じられん…)」
「うわっ。猫のやつやられやがった」
千尋がまずそうな目で2人を遠くから見る。
「別人ね。なんてハードな鬼ごっこなのよ……」
神川がため息をつき始めた。
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