433人が本棚に入れています
本棚に追加
「なぁ、ほんとにここでご飯か?」
「多分」
清水の指示で練習していた教室でご飯を食べる3人。どうも妙な雰囲気だ。
「イチゴオレ、うまし」
桜井はイチゴオレをグビグビ飲む。
「あぁ、理恵さん。癒される」
千尋はため息をつきながらメロンパンをかじった。
千尋曰わく、清水はとんでもないくらいのホルンプレイヤーだ。正直な話、あの剣崎を平気で凌いでいる。
そして桜井も相変わらず凄まじいハイトーントランペッターだ。
桜井は腕は確かなんだが、セールスポイントとしては尋常じゃないくらい高い音を操れる。これは清水も驚愕していた。
楽譜も桜井のハイトーンがふんだんに使われた楽譜だ。
千尋は特にアンサンブルに不安を感じることは無いみたいだ。
「おい清水。さっきの話本当かよ」
「まじまじ。7月の8だったかな?」
「たのしそー。友達百人できるかなー?」
ここのメンバーにも清水から7月の話は知らされていた。
ちなみにお昼は連絡があるため音楽室でとるのが正解だ。
清水は後で皆にリンチを食らっていた。
最初のコメントを投稿しよう!