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「ん?…………」
前に立ったのはスタイルの良い勝ち気な感じの女性だ。恐らく3年だろう。
後ろ髪はポニーテールでしっかりと束ねられ、片手はマイク、片手は腰というえらく堂々とした態度だ。
「……」
千尋はその姿を見つめる。
「みなさんはじめまして。良く集まってくれました。私が本校部長を務め、今回のフェスタでも代表をさせて頂く……」
「稲原愛だ。どうぞよろしく」
「…………なっ………!!!」
千尋が顎を外さんばかりに驚愕した。
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