433人が本棚に入れています
本棚に追加
「ま、不法侵入ではないわよね。卒業生だもの」
5人が職員室へと北条を連れて行き次第、経堂寺が面倒臭そうに応接室へと全員を押し込んだ。
そこは見るからに綺麗な場所で、雰囲気は校長室のような厳かな雰囲気が漂っていた。さすがは私立の学校と言えようか。
しかしながらソファーに座るは経堂寺。他全員は地べたに正座。
「ほらざまぁー!不法侵入な訳ねーだろガキんちょ!」
北条が執拗に横にいる千尋に攻撃する。
「いって!お前追い出す理由がだなぁ!」
「はぁぁ!?この偉大なる大先輩を前によくもそんな口が!」
何故か揉める2人。
「進藤。千尋と北条さんだったっけ。こいつら拷問室にぶちこ―――――」
「すいぁせんっしたぁ!」
経堂寺の一言で、いや、厳密には一言言い切る前に千尋は土下座した。北条はなんのことやらと言った顔。
「何を土下座まで……」
「おい侵入者、拷問部屋はひたすら平仮名のお勉強をさせられんだぞ。俺は朝から晩まで入れられて手が腱鞘炎になった」
「すいぁせんっした!」
そこには土下座する2人がいた。何か通じ合ったのか。
苦笑いするその他。
あぁ、だからあの日千尋の右手震えまくってたのか(剣山談)
なにしたらそうなるのよ……(神川談)
経堂寺の昼食場所をつけたそうだ。ちなみに昼から焼き肉行ってたらしい(進藤談)
最初のコメントを投稿しよう!