今年の夏も気温と楽器が熱い

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「私は、その、他に好きな人がいるの!」 進藤は「ほう」と考え事にて閉じた目を開いた。さて、これがお望みのものか、奈神よ。 「誰が好きなんだよ。そんなの当てつけな理由にしか聞こえん」 「(あいつ、納得してないな)」 進藤はさらに謎を深める。 「え……そんな」 早川はさらに顔を真っ赤にする。 反対派の清水はすでに他界した。頼りにできるのは進藤君。進藤君しかいない。早川は涙目で進藤を見た。進藤は「ん?」といい目を開けた。 「まぁ、言ってやれよ早川。それじゃ奈神があまりにも可哀相だ」 「(進藤ぉぉお。てめぇぇええええ)ほら、進藤も言ってんだ、頼む。友達じゃねぇか」 「(えええええ)」 早川はついに顔を下に向けた。 そしてパッと奈神を見る。 「わかった。私情より友達関係だもんね」 早川は真っ赤っかの顔ながらも腹をくくったらしい。 「(かかった。よし、これですべて清算だ)」 こんなキャラでよかったのかな、なっちゃん(千尋談) 分かる奴は全員知っている(剣崎談) 俺まじで清水の舞台から……((清水談)
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