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「うっし、一条組も三条組も集まったな!」
ボコボコにされた北条は会場前に集まったお馴染みの11人言った。
北条はこれ以前に一条として三条に合同練習に言っているので三条とは面識はある。一条との違いは三条は北条の事をちゃんと北条さんと言うことくらいか。
「今日はコンクールの高校の部を朝から晩まで見て貰うわよ。そして言った通り、ノートに感想を全部書く。なんなら賞の予想もして構わない!とりあえずは良く聞くのが課題!分かったな!場所は問わん!解散!」
なんという放任的なクラブだと数人は思っただろうか。ちなみに進藤早川、清水奈神以外は全員ボコボコの傷だらけだ。理由は特に説明はしない。
さっそく一条高校は輪になっては進藤を見た。
「あんたさ、やるじゃん」
神川はニタニタ進藤を見ている。進藤は目を瞑りながらムッとしている。ただ口が歪んでいる。
「ま、別に今日は場所指定しないから好きな所で見ていいからさー。行ってきなさいよっ」
ニタニタしながら北条は進藤の背中を叩いた。
「構うな。俺は至っていつも通り一条で行動する」
「まぁ猫の集団行動の性質だよな。よく公園で会議してるもん」
千尋が進藤とは目線を外しながらいう。
「お前、また血祭りに」
「えー、否定はしないんだ、へー」
「っっ!――お前ら……帰ったら覚えておけよ」
スタスタスタスタ
「「「「「行くのかよ!」」」」」
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