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~楽屋~
経堂寺、北条含める一条メンバーは全員ぐったりしていた。それも幸せそうな顔で。ここはかなり冷房が聞いているのだ。というのも舞台とまったく同じだけの温度にしっかりと設定されてるという管楽器歓喜の部屋だ。
「私もう満足したわ」
経堂寺がだれながら言う。
「経堂寺さん、これから冷たいビールでもクッと」
「お、北条っちいいね!」
「おい、おい顧問と指導者」
千尋が細い目で二人を見る。二人はそんな千尋を見てはどうやら今日の打ち上げ飲み会(二人)で済ませることにしたようだ。
そして本日の一条高校の出番は11:00から小ホールでの単独演奏。そして2:00からの大ホールでの合同本演奏だ。
そしてさらに各グループによるアンサンブルが辺りで繰り広げられる。
「やべ。緊張してきた」
「猿は見世物になるのは慣れてるだろう」
「ほぅ、飼い猫が」
お決まりの卓上乱闘が始まるわけだが、それは扉が開く音で停戦した。
「朝から元気だな」
笑顔で剣崎が入ってきた。
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