吹奏楽 いかがですか ?

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「なんかここらへんだけ熱帯の気候だよな」 「り、竜二………」 この男 水野竜二【ミズノリュウジ】 不良要素たっぷりの見た目。 中学校の時は千尋と同じ吹奏楽部 バリトンサックス 一年の9月から遅くも入部 動機はサッカー部と吹奏楽との沙汰事があってサッカー部壊滅 結局先輩にながされ入部とかなり適当 いたって冷静で頭も悪くないがたまに嫌みっぽい モテるらしいが 何故かヤクルトが好き 「あららー、久しぶりねー竜二」 林が不自然に挨拶 竜二は学校の帰りだったらしく見出した学ランが目立つ 「手は握ったままねぇ………仲がいいこと」 竜二がにやけながら千尋の横に並ぶ 「またやなとこ見られたな…なんでお前はこんなタイミングで…」 「まぁ気にすんな。それよりどうだ?最近」 千尋は ああ と言ったあとに続ける 「後ろから話しかけられたり最近の事聞かれたりするなぁ」 「30秒前までの出来事とかいいんだよ…」 竜二が苦笑い 「邪魔しちゃ悪いな。千尋、また遊びにでも誘うよ」 竜二が手を振りながら横道に走る 「待った!竜二!」 竜二は遠方で止まった 「まだ吹奏楽やってんのかぁぁ!?」 すると竜二が笑い、手でメガホンを作った 「止める理由がないんでねぇ!止めれねぇわ!」 竜二がまた手を振り消えた 「元気そうでなにより…」 「そうね」 また2人は笑った
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