理由のためだけの存在

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音楽の授業が終わり、昼の休み時間。 教室でほとんど見かけないアイツを少し追ってみようと 千尋は考えだした 弁当を食べようとするふりを見せる千尋 まだ弁当を開けてない すると、アイツはパンかなにかを手に持ち、教室を出て行った 千尋は教室のドア付近に行き、ちらっと廊下を見る 全教室を通り過ぎ、渡り廊下にアイツは消えた 「(………別教室にも行かない…ならどこに?)」 千尋は弁当を置いて 廊下を駆け出した なにか 他人の心配だけはよくする千尋 自分の心配の仕方は 知らない
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