理由のためだけの存在

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千尋は掲示板にすべてチラシを貼り終える もう無駄なんて考えない 「(よっしゃぁぁ、これなら目につくな………)」 千尋が貼られた最後のチラシを見つめて自分を誉める あれから20分程度で終わっただろうか 『次は明日のために また先生にチラシをもらいに行く』と言う過程をまだ終えてない 千尋は職員室に歩き出した 剣山の言葉が頭にくるくる回る そりゃ、全部が全部…信じられない よな 竜二も一回 クラブで裏切ったっけ 本当に 辛いもんな 千尋が廊下の天井を見ながら歩き続ける ただ辛いだけ そのあと…どうするかが一番大事なんだよな
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