理由のためだけの存在

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校門前 「くそぅ………なんでお前なんかと………」 千尋が進藤をまだまだ睨む 「我慢しろ。楽器がかかってる。お前も吹奏楽がかかってんだろ」 進藤が いつになく喋る 千尋はもはやそんなの関係ない 「で、まずはさっきのピアスを勧誘だな」 進藤がポケットに手を突っ込み校舎を見る 「まぁな。でもあいつもう吹奏楽やらないとか言ってたぞ」 進藤がそのまま校舎を見たまま動かない 「………」 「………だから無視すんなゴルァァァ!」 千尋が叫びだすが進藤が口をふさぐ 「………あいつ…今校舎にいたぞ」 進藤が三階の廊下の窓を見つめる 「嘘だったら口に砂いれるぞ」 千尋がガミガミ言う隙に進藤が校舎へ歩き出す 「黙れ。来い」 「お………おぅ」 千尋は進藤の行動力に唖然 意外と頼もしい? でも腹立たつからヤダ
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