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「よっしゃぁぁぁ!」
千尋と剣山がハイタッチ。
進藤は特に表情を変えずにどこかを見ていた。
「ほんと!?」
「うん!神川さんいるなら入るよ!」
「え?なんかアタシにあるの……?」
男子3人も神川の言葉に桜井を見た。
「男の人だけってちょっと怖かったの。ごめんね」
桜井は笑って男子を見た。
「なんだか寂しい」
「男ってそんなもんさ」
千尋と剣山が無表情で語るのを見て進藤はため息をついた。
「んじゃ放課後4組集合!ついに楽器吹くわよ!」
千尋と剣山が拳をあげた。
「え?まだ吹いてないの?え?」
「詳しくは放課後よ」
神川が桜井にウインクした。
事が進む次第に神川がやけに乗り気になってくる。進藤だけが不思議そうに感じていたそうな……。
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