君による俺のためのお前らの幸せ

自分に素直な自分

経堂寺の言葉に５人は勢いで音だしをはじめる。

経堂寺はニタニタしながら聞いていたが時間が経つにつれ顔が焦りはじめる。

終いにはパイプ椅子をガタンと倒して立ち上がった。

「ちょちょちょちょちょ！」

経堂寺の言葉に５人は演奏を止めた。

「お、お前らそんなに上手いとか聞いてなぁぁぁぁぁぁぁぁい！！！」

経堂寺の叫び声は校舎中に響いた。