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朝ご飯を済ませた僕は、市と共に学校に続く道を歩いていた。
「市、勉強嫌い~」
ぷく~と頬を膨らませながら嫌そうな顔を浮かべながら僕の隣を歩いていた。
確かに僕も勉強は嫌いだ。特に英語が苦手である。僕ら日本人が英語を学んでいる事態可笑しいと思う。まあ、僕は日本人なので社会(時に歴史)が好きである。
「僕も勉強は嫌いかな」
僕はまだぷく~と頬を膨らましている市に言った。
「だよね~」
肩をすくめながら市は言っていた。
そんな中、後ろから誰かが走ってきた。
「空~!!」
もの凄いスピードで僕のところに走ってきたやつ。
「あ、なんだ。お猿さんか」
「ウキー!!猿じゃないぞ!俺の名前は猿じゃないぞ!」
僕の肩を掴んで、揺らしている奴の名前は木下秀吉。髪の毛は茶色で、短髪で、男の平均身長に比べれば低い方。
「はいはい。なんだよ、僕に用でもあるの?秀吉」
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