悪者

13/17
前へ
/52ページ
次へ
「じゃあ…うちら行くね。 …愛羅!沙夜に何もすんなよ!」 二人はあたしを睨んで、去って行った。 はぁ? あたし悪くないんですけど。 あたしらの友情はそんなに浅かったですか? 「ねぇ、愛羅。 何であんな事するの?」 沙夜がニヤつきながら聞いてきた。 ………。 アホかこいつは。 あたしを陥れといて。まだ嘘を言うのか。 「…ざけんな…! 何であたしらの友情壊されなきゃなんねぇんだよ!」 キレ気味で言った。 「あぁ…それはねぇ…。 舞と雪菜と仲良いから?」 それに対して冷静に、人をバカにしたような口調で返して来た。
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加