目覚めた赤青

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急に壁がぶち破れ、俺はとっさに振り向いた。 そこにいたのは破れた壁から覗きこんでいる巨大な男。 そして壁に打ち付けられている俺の父赤羽青斗(アカバセイト)がいた。 「と、父さん!!」 「なんだぁ?ガキがいたのか」 巨大な男がこっちを振り向いて言った。 「せ、青夜…離れておけ…」 父さんがそう言った。俺は父さんのいった事にしたがった。 なんでこんなことになっているんだ。 俺は頭が混乱していた。 「ふん、ぼろぼろの体で何しようってんだ?」 巨大な男が笑いながら父さんに問いかけた。 「お前なんざ本気だしゃぁ簡単に殺れんだよ」 父さんは手から赤と青の光をだしそう言った。 「なんだとぉ」巨大な男は手をにぎり広げると、手から毒々しい色の気体を出した。
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