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俺には今の状況が理解できなかった。
俺はベタに頬をつねってみた。
痛い…信じたくないが…
これは現実だ。―――
――ガァン!!ガァン!!ドォン!!
「『赤青の空』と呼ばれてるにしちゃぁ対した事ねぇな!!」
男は戦いながら言った。
「…どうかな…?」
父さんは赤く光った右手を男に向け、青く光った左手を地面に向ける。
がたがたがた!!!
青く光った壁の破片が宙に浮かぶ。
そして、
ヒュン ヒュンヒュン!!
赤く光った男に引き付けられる様に向かっていく。
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