闇は誘う

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やっと森まで着きましたが森の入り口にある立ち入り禁止の柵に誰かが乗り越えた後があります。 山口と宮本は先に着いているみたいです。 どうやら待たせてしまっているみたいですね。 今村「少し急ぎますか」 と、思ってたら茂みから物音が聞こえました。 何かいますね。 この森には大型の動物はいません。 ですが今の音は小型や中型が出せる音ではありません。 今村「めんどくさいですね」 音はいつの間にか大きくなっており、多分それは2匹いるみたいです。 今村「さらにめんどくさいですね」 猪ぐらいの動物になら勝てますから万が一はありません。 2匹とも森の茂みの中から一向に出てくる気配はありませんね。 丁度足下に手のひらサイズの石があるので挨拶代わりにとりあえず投げときますか。 場所は右斜め前の茂みに1匹、後ろの木の枝にもう1匹ですか。 まずは茂みの方に…。 今村「よっ…せい!」 石は狙ったところに上手く飛んでいき、鈍い音をたてる。 ?「いったーー!!」 この声はたしか…。 予想通りならもう1匹はあれですね。 今村「よっせい!ついでにおりゃ!」 またも鈍い音が響くが、今回は二度鳴った。 そして命中したものが木からぼとりと落ちてくる。 ?「いってーーな畜生!!なんでオレの方は2発なんだよ!!」 さすがにここまでヒントがあれば犯人の予想がつきました。 というか犯人が誰か分かりました。
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