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山口「今村はな、極度の緊張状態に陥(おちい)った時に糖分をとらないとパニクる性質があるんだよ」
今村「もごもご」
宮本「つまり幽霊が怖くて緊張していて、緊張をほぐすためにアメをなめていると?」
今村「もごもご」
カリッ
山口「否定してないからそうなんじゃね?」
ゴリッガリッ
宮本「あっ、今村がアメを噛み砕きましたね」
今村「誰が怖いなんて言いましたか?」
山口「今村の目がそう言ってる」
今村「そんなウソを言う口は二度と言葉を喋れないようにしないといけませんね」
山口「へっ?おいおい冗談だろ?頼むからそんな冷たい目と妖(あや)しい微笑みをしながらオレに近づかないでくれよ」
冷たい目と妖しい微笑み・・・ですか。酷い例えですね。
まぁ否定はしないんですけどね。
山口「友達だろ?ダチだろ?friendだろ?心の友だろ?」
同じ言葉を並べても私の機嫌は良くなりませんよ、むしろ悪化します。
山口「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!もう悪ふざけはしません!もう今村のおやつの抹茶プリンを勝手に食べたりしません!」
ピクッ
今村「私の抹茶プリンを・・・食べた?」
山口「すんません!すんません!すんません!」
今村「山口」
山口「なっ何でございましょうか?」
今村「謝って神や仏が許そうが、甘味料(かんみりょう)をカスに食われた私は許しはしません!!」
固く握り締めた右手を思いっ切り後ろに引き。
山口「ぐっがっあ"あ"ぁぁぁぁぁ・・・」
山口に腹、顔、股間の順で打ち込んだ。
股間を殴った際の呻きはとても儚げな声でした。
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