闇は誘う

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三連撃をくらいフラフラの山口にむかって私は軽くジャンプして。 今村「堕ちろ」 ドスッ 私の踵落としが首に決まりました。 山口「カハッ」 山口が力なく倒れました。 そして私は倒れている山口に歩み寄り。 グリグリグリグリ 山口の頭を踏みにじりました。 山口「イタタタタタタタタタタタァ!!」 山口には地面の土で死化粧(しげしょう)をしてあげます。 今村「踵落としをくらってもまだ意識がありましたか、その頑丈さに敬意を評してたっぷりと踏んであげましょう」 山口「敬意を評するなら踏むのをやめて!」 今村「えっ?もっと強く踏んで?まったく、しょうがないですね」 ゴリゴリゴリゴリ 山口「やめてぇ!頭がメキメキなってるからやめてぇ!これ以上は生命の危機に関わるからこれ以上はらめえぇぇ!頭から変なものが出ちゃうぅぅ!」 気持ち悪い声を出すな。 山口「もっもう・・・ダ・・・メ・・・・・・」 あれ?黙り込んでしまいましたね。 宮本「これ以上はさすがにヤバいでしょ!!」 今村「まだ反省の色がありません」 宮本「あれは十分に反省していましたよ!!」 宮本が言うなら信じましょう。 今村「そうですか。なら許してやります」 私が山口の頭から足をどけてやりました。 宮本「山口!!起きてください!!」 宮本が健気(けなげ)にも山口を起こそうとしています。 今村「宮本、気絶した山口を起こすにはあることをする必要がいるんですよ」 宮本「さすが山口と付き合いの長い今村です。山口のことを理解していますね・・・蹴って起こすのはダメですよ?」 今村「チッ、大丈夫です、山口に魔法の呪文を唱えれば飛び起きます」 宮本「今、舌打ちしましたよね!!」 今村「何事も気にしたら負けです」
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