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私達の視線の先にある唯一の装飾は看板です。
たった1つの装飾の看板。
だが看板は1つあるだけで十分に周りを異彩にするだけの異様さをを放っていました。
看板には「今村くん。元の世界にさようなら、そして異世界にこんにちわ。」と血のような赤で書かれ、字の周りをピンクのウツボズラと槍で串刺しにされた牛でデコレーションされていました。
女神のくせに邪神でも召喚するのでしょうか?
女神「飾りがないと寂しいかな?って思ったからつけておいたんだけど」
今村「あなたのセンスを疑います」
宮本「趣味が悪いですね」
山口「でも字は達筆なことにビックリ」
女神「もう、つべこべ言わずに行きなさいよ!!」
女神が右手を上げると扉がギィーと軋みながら開きました。
この反応からして自覚はあるっぽいです。
女神「それじゃあ今村くん、向こうで待ってるからね」
女神がそう言いウインクをすると途端に今まで静かだった屋上に突風が吹き。
今村「あははは I can fly !!」
宮本「うわぁーー!!」
山口「ぬぅおぉーー!!」
私達は看板のデザイン最悪な扉に吸い込まれていきました。
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