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「さあ、行きましょう!もうすぐHLがはじまります!」
そう言って死神は亜子の腕をひっぱった。
「ま、待って!!」
亜子は腕を振り払った。
「…、冷静になりましょ?あんた、名前は?」
落ち着いてから亜子は言った。
「あっ、名前!忘れてました!私はメルです。…あっ、今は人間に化けているため、吉田芽琉(よしだめる)です!」
亜子がメルを見ると、メルはいつのまにか亜子と同じ制服を着ていた。
「あっ!もう私の姿はみんなに見えるようになってますから!」
付け加えるようにメルは言った。
「あぁ…。そぅ‥。」
だんだんついていけなくなった亜子は茫然としてメルを見つめていた。
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