scene3

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私は息苦しくなって、思わず、電話に手を伸ばす。 8回目のベルで、ようやく、彼が、出る。 「もしもし、私」 「あー。どうしたの?」 のんきな声。 用事なんて、何もない。 息苦しかっただけ。 「何も。どうしてるかなって思って」 だって、もう1ヵ月も会っていないのよ。
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