四←メイド服と変質者←

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その言葉に押されるように、俺はホームへと降り立って 少し離れた改札口へと向かって歩く ちょうど、特急を待っている由姫の乗る列車を眺めていると さっき見たのと同じ人影 季節外れの厚着をした中肉中背 まさか、由姫をつけて来たんじゃないだろうな 『特急が通過します。黄色い線の内側で……』 少し嫌な予感を感じて 電車に戻ろうとしたのだが 向こう側のホームで特急が通り過ぎて この電車も間もなく発車の時間 「ちょ、待っ……」 急いで飛び乗った所でドアが閉められ 車両が動きだした とりあえず、由姫の所に戻ろう。 そう考えて車両を渡って 由姫の元へ、急いだのだが 「マジか……」 違う種類の車両が繋いであるらしく その間を渡れない なんとかして、由姫に教えなければ としてポケットを漁った結果 ケータイが出てきたのだが 由姫を待つ間の暇つぶしの逢花とのメールが悪かったらしい 「電池切れかよ」
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