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もう嫌。助けてよ夜人。
怖いよ、私を助けてよ
今まで殴った事も
悪口言った事も
全部、謝るから
そう思いながら逃げ出そうとした瞬間
「そこっ!何をしてるっ!」
「ひっ!?」
助けてくれたのは警察官。
夜人じゃないのは残念だけど
私はなんとか助かったみたいだ
私の袖なんか投げすてて
今度は逃げようとする男を警察は難無く取り押さえる
そして、さすがプロというか
あっと言う間に手錠をかけて動けなくしてしまった。
「大丈夫でしたか?」
気が付けばもう一人、別の警察官
女の人が私の傍らに立っていて
私の肩に手を添えてくれる
「はい。なんとか」
「ごめんなさいね。発見が遅れてしまって
あなたの家と方向が違ったものだから」
「大丈夫です。……大丈夫、です」
その後に、ちょっとした事情聴取に付き合わされて
私だけは解放してもらえた
晩いから送ると言われたけど
親に迎えに来て貰うと嘘をついた
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