四←メイド服と変質者2←

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もう嫌。助けてよ夜人。 怖いよ、私を助けてよ 今まで殴った事も 悪口言った事も 全部、謝るから そう思いながら逃げ出そうとした瞬間 「そこっ!何をしてるっ!」 「ひっ!?」 助けてくれたのは警察官。 夜人じゃないのは残念だけど 私はなんとか助かったみたいだ 私の袖なんか投げすてて 今度は逃げようとする男を警察は難無く取り押さえる そして、さすがプロというか あっと言う間に手錠をかけて動けなくしてしまった。 「大丈夫でしたか?」 気が付けばもう一人、別の警察官 女の人が私の傍らに立っていて 私の肩に手を添えてくれる 「はい。なんとか」 「ごめんなさいね。発見が遅れてしまって  あなたの家と方向が違ったものだから」 「大丈夫です。……大丈夫、です」 その後に、ちょっとした事情聴取に付き合わされて 私だけは解放してもらえた 晩いから送ると言われたけど 親に迎えに来て貰うと嘘をついた
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