四←メイド服と変質者2←

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「とりあえず、落ち着きなさい。」 「落ち着ける場所でな。」 私を引っ張ろうとする夜人に軽く抵抗する それだけで、動かないんだから 夜人もだいぶへばってるらしい。 「もう大丈夫よ。」 「大丈夫じゃないんだよ!  アイツがここまで追い掛けて……」 「知ってるわ」 状況を説明してやりたいんだけど 夜人は落ち着く様子もない しかたない、最終手段だ。 逢花ちゃん的に無理矢理落ち着けてみよう 「落ち着きなさいよっ!」 逢花ちゃんが前に 夜人を抱き留めて落ち着けていたのを思い出しながら 夜人の頭を抱き寄せる 確か、頭を抱き寄せて、軽くぽんぽんと叩いたら…… 「由姫、まずはお前が落ち着け」 「へ?」 半分、私の胸に顔を埋めた夜人 冷えた汗が、制服に染み込んで気持ち悪い 「なにが?私は至って冷静よ」 「じゃあまず、俺を放してくれ」
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