四←メイド服と変質者2←

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「そこらへんに座っていいわよ」 「おう。座れるのはありがたい」 夜人をソファに置いといて 私はお茶の準備 コーヒーしか見当たらないしコーヒーでいいよね とか思いながらも、一応確認。 「コーヒーでいい?」 「なんでもいい。飲めるだけでありがたいんだし」 その言葉から、喉が渇いてるのくらいは分かる 走り回ったんだから、仕方ないか。 アイスコーヒーにしてやろう 沸かしてあるコーヒーを 氷たっぷりのグラスに注いで とにかく冷たくしてあげる 薄くなりそうだけど、してやるんだから文句は言わせない おぼんにグラスを二つ並べ 零さないように気をつけながら運ぶ 「はい。シロップは、いる?」 「いらない。」 テーブルに置いて 私が夜人の横に座る頃にはからっぽのグラス 一気に飲み干した夜人 「生き返るー」 「じゃあ、アンタ今まで死んでたのね。」 そんな私の冗談に 一度こっちに目を向けて、硬直 あたふたし始めた夜人
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