四←メイド服と変質者2←

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「うるさい。なにもしないわよ  ……まさか、何かするつもりじゃないでしょうね」 「全然、全くそんなつもりはないがだな」 何を慌てるのやら、夜人は顔を真っ赤にしている 私の命令を守って目を瞑ったまま 器用に私から反対に遠ざかっていく そんなに避けられたら 逆にこっちが恥ずかしくなるからやめてほしい。 「それなら、早くしなさい。  逢花ちゃんからアンタを借りてる以上、風邪なんか引かせられないんだから」 半分、自分に言い聞かせながら言うと 夜人は諦めたかのように、近寄ってくる 「どっちに行けばいいんだ?」 「10秒だけ目を開けていいって言ったでしょ」 「いや、開けたら殺されそうだし」 夜人は人をなんだと思ってるんだろうか 自分から言っといて殴ったりは…… と、ふと思い返せば そんな事も無きにしもあらず。 いや、割とよくあるような
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