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俺はクラブのスタッフ
今は朝6時過ぎ
掃除してたらノートを拾った
誰のだろ
今日は平日ってこともあってココで飲んでたのは1グループだけだった
近くのビルのオーナーと、その仕事仲間、あとキャバ嬢みたいな派手な女が何人か
ん~あの人たちじゃねえしな~
マヂ誰のだろ
なんかすんげぇ不思議に感じながら、俺はノートを片手にクラブを出た
外は青く明るい
ちょっと冷たい空気がシンと静まりかえって夜とは全く違う顔をみせる麻布
中と比べてちょう気持ちイイ空気をいっぱいに吸い込みながら首を鳴らした
と、目の前にタクシーが停まって転がるように女が降りてきた
めちゃめちゃ慌ててなんだ?
彼女はクラブに向かって走りかけたがクルッとこっちを向いた
あれ?さっき上で飲んでた女?
女は気まずそうに、ゆっくり俺のほうにヒールひきずりながら歩いてきた
ちょっとためらいながら小さな声で言った
「それ、あたしの」
ノートを指刺され俺はびっくりした
「へ!?これあんたがかいたの!?」
彼女の顔は下を向いてたが真っ赤になってんのは耳みたらわかった
俺は見つけた気がした
「続き教えてよ」
秋の朝
2人で歩いてカフェに行った
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