夜の密会に潜入

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  3人はエレベーターに乗り、リズヴァーンの部屋がある階へと向かっていた。   「ヒノエっ、景時っ、エレベーターを止めろっ」   「煩いね…ここまで来たんだ、今更引き返すなんてナシだよ」   「うーん、俺もね、泣くほど気になるなら確かめた方がいいかと思うな~」   「…っ………」   「まあ、九郎の事をあれだけ溺愛してた将臣に限って、変な事はないと思うけど?」   段々と上昇して階数が上がって行くのを見ながら、ヒノエはそう言う。   「まして相手がリズ先生だしね~」   ヒノエに賛同した景時も九郎を元気づけるように笑う。   「そう…か…?…いや、そうかも知れないな…。俺が勝手に思い込んで将臣を疑っているだけなのかもな…」   「そうだよ~、九郎は深刻に考え過ぎなんだよ~」   そうこう言っているうちに目的の階に着いたのを知らせる電子音が鳴り、エレベーターの扉が開いた。
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