靖樺学園

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杏「いてぇな誰だよ…」 そう言って見てみると教科書を持った先生が立っていた 「転入初日に寝てるとはいい度胸だ…黒板の問題全部解いてみろ」 黒板を見ると今は数学らしく黒板には問題がびっしり書いてあった 杏「チッ…あたしの嫌いな教科かよ」 「分からないなら無理に解かなくてもいいんだぞ」 そう言って先生はニヤニヤ笑った それが気に食わない杏華は黒板へと向かい問題を解き始めた 杏(ここがこうで、ここに移動さして……でここは…………) 教室にはチョークの音だけが響く 杏「出来た」 そう言って杏華は自分の席に戻り座った 先生はどうせ適当だろうと思って黒板を見たが全部当たっていた為驚いていた 杏「ずっと黙ってるけどどっか間違ってんの??」 「全部………全部当たってる」 「「えッ!?」」 先生の言葉にクラスの男子全員驚いた 杏華は勝ち誇った目で先生を見ていた      
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