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奏と壱也もあいてるソファに座った
奏「にしてもあの問題全部解けるなんて凄いね!」
壱「確かに…あいつの問題は難易度が高いからな」
杏「ふーん……でもあんなのは簡単に解ける」
奏「そうなんだ!塾とかに通ってたの?」
そう言った奏に杏華はふっと笑った
杏「まぁな…死んだ婆ちゃんはあたしだけ普通の人間として育てたかったみたいでさ」
壱「なんでだ??」
壱也は聞いちゃいけない気もしたが聞いてみた
杏「あたしの母さんは真面目で勉強も出来て所謂、優秀な子だった…なのにそんな母さんが父さんに出会って付き合い始めてからは母さんも少しずつだけど変わっていった。それを婆ちゃんが許すわけもなく別れる用に言ったけど母さんは別れることはなかった」
そこで杏華は一息ついてまた話し始めた
杏「ヤクザと付き合うのはどれだけ大変かましてや次期組長となれば何が起こるか分からない。それを心配して婆ちゃんは別れて欲しかったんだと思う…母さんと父さんが高校三年の夏に憲兄が出来た。母さんと父さんは高校を辞めて憲兄を産むことにした。高校を辞めた母さんに婆ちゃんは「もう好きにすればいいッ!帰って来るな」そう言って親子の縁を切った
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