そして....

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「....純さん。」 .... 「純っ!」 聞き覚えのある声に目を開けると神坂裕太とレイが純を覗き込んでいた。 「あ....」 夢を見ていた? 「こんな所で寝てたら風邪引くぞー。」 リーダー.... 「みんなでお寿司屋さん行くんですよ....純さんも一緒に行きましょう。」 レイ.... 「何見てんだよ?....なーんか、らしくねーなー。」 らしく.... 私らしく.... 「純さんは純さんだよっ!裕太くん、レディに失礼だなぁ。」 純は立ち上がり背伸びをした。 「ふぅ....じゃあ....行きましょうか....」 自分がなぜ地獄ではなく天国なのかはわからない.... 父と再会するつもりはない。 竜王美砂子という名前は命と一緒に捨てた 。 今は.... 純と呼ばれる方が気楽でいられる.... 「あ....」 「どした?純。」 「私....生の魚貝類は苦手なんですよ....」 裕太が笑った。 「なんだよ~純もレイと一緒で玉子玉子玉子サラダ玉子かよ?まっ、いんじゃね?最近の日本人みたいで。」 最近の日本人.... 「あははっ!」 純は声を出して笑った。
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