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冬夜の部屋の扉がカチャリと開けられた。
夏希「お兄ちゃん起きてますか?」
扉の隙間から顔をのぞかせる女の子。
起きていないのを確認すると兄の眠るベットへ近いた。
夏希「お兄ちゃん起きて遅刻しちゃいますよ」
体を揺すり起こそうとする。
冬夜は薄目を開け妹の腕を引っ張り布団の中に引きずり込んだ。
冬夜「夏希俺は眠い、だから一緒に寝ろ」
訳の分からんことを言い俺は夏希を抱きまくらにし二度寝を開始。
夏希「お、お兄ちゃんダメだよ遅刻しちゃうよ」
冬夜「学校なんてどうでもいい夏希さえいれば俺は」
そう言って夏希に跨がる俺。
冬夜「夏希」
名前を呼び顔を近づけていく。
夏希はオロオロしながら両目をつむった。
そこで俺はストーカー(自称親友)で鍛えた右腕のデコピンが炸裂。
夏希「あう~、ひどいですよお兄ちゃん」
冬夜「油断大敵、我が家の家訓ではないか」
うん、いい響きだ我が家の家訓は今決定した。
夏希「初めて聞いたよそんな話?」
突然だたった10秒前に決まったからな。
それにしても涙目で必死に反論する我が妹なんて愛くるしさ。
何?シスコン野郎?シスコンで何が悪い!全国のシスコンに謝れやカスが!
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