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両親のことを考えていたらかなり時間がたったようだ。
にしても…
「なっちゃん遅いね」
まったくだ…………?
冬夜「おい、ちょっと待てや、何でお前がここに居る?」
俺の隣りに当たり前のように座っている少女に問い掛ける。
咲乃「何回も呼んだんだよ?でも返事がないから勝手に入って来ちゃった。」
『テヘッ』っと舌を出し頭を小突く侵入者。
冬夜「おい、これは犯罪です警察に通報するぞ」
咲乃「いいじゃんこんぐらい幼なじみはセーフなんだよ。それに出来るもんならやってみろー」
ほぉー、いい度胸じゃないか君ぃ。
冬夜「もしもし警察ですか?今家の中に不法侵入者が居るんですが?」
咲乃「にゃー!!何本当に通報しちゃってんの」
電話の受話器をぶん取られ切られてしまった。
惜しいな後少しだったのにな。
冬夜「だって出来るもんならって言ったじゃん」
咲乃「だからって通報はダメだよ。それに幼馴染みはそれくらい当たり前なんだよ」
そう不本意ながらこいつは俺の幼馴染みなのだ。
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