平井堅~君の好きなこと~

2/2
前へ
/14ページ
次へ
思いが募るほどに直接顔見ては言えない 君の好きなところなんて数えきれないほどあるのに いざ目の前にすると何も言えなくなってしまう 会えない日に積み重ねた願いも 迷いも ため息も ほら今 この気持ち君に言ってみたら 困った顔するかな?その逆ならいいな 照れた笑顔 すねた横顔 ぐしゃぐしゃ泣き顔 長いまつ毛 耳のかたち 切りすぎた前髪 君の好きなとこなら星の数ほどあるのに 一つも言葉に出来なくて 恋をすればするほど駆け引きはうまくはなるけど この胸のムズがゆさにいつもギリギリ手が届かない 困った顔見たくていじわる行ってみる ほんとは全てが可愛くてしょうがないくせに 片方だけできるエクボ 朝のかすれた声 唇の色 髪の匂い 抱きしめた温度 君の好きなとこなら誰よりもしってるのに なぜ伝えられないのだろう? お腹が空くと機嫌が悪くなって黙り込む 酔うとすぐ寝るくせに帰りたくないとすねる 君の嫌なところもそりゃ少しはあるけど 会えばいつも許してしまう ホッとした顔 笑ったときに八の字なる眉 皮肉やなのに意外と人情ものに弱い 君の好きなとこなら世界中の誰よりも 知ってる僕が嬉しくて ほら今 君が笑うから なぜだろう 言葉に出来なくて…
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加