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「んッ…だ、誰だっ!」
敵襲、なれば
直ぐに旦那達に知らせなければ。
固く目を瞑り相手を突き飛ばす。
体勢的に力が入りにくいのだが
相手は何とか退いた。
すかさずクナイを前に構えて相手のいる方を睨む。
雲が風と共に過ぎ去り、月の光が柔らかく少し不気味な雰囲気で相手に差し込み顔を覗かせる。
クナイを片手に飛び起きた
俺様の目に入ってきた人物。
己の目が見開き、
自然と動悸が激しくなる。
「…風魔、小太郎…」
先程迄俺様の頭を支配していた
その人だった。
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