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あまり触れてほしくなかったのか、望美は少し黙った。 その沈黙が仁美にとって少し辛いものがある。 (何か他の話題にしなければ。 えっと……) 仁美は頭を今までにないくらいフル回転した。 すると望美が立ち止まった。 「ごめん、家ここ曲がった所なんだ。じゃあね」 そう言って望美は交差点の角を曲がってしまった。
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