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「紅羽ちゃん!?」
昨日の看護婦さん…朱希さんが来た。
「大丈夫!?あぁ~パジャマ濡れちゃって……。奏摩君!だから走っちゃ駄目って言ったでしょ?…それに、勝手に知らない子の病室に入らないの!!」
私の目の前で説教をされている如月奏摩。
どうでも良いけど…寒い気がする。
「悪かったって。」
当の本人には全く反省の色がない。
「ハァ…今度は、鬼ごっこの練習?」
私が聞くと、如月奏摩はニッと笑った。
「よくわかったな!」
「ふぅん…てか、痛い。指切ったみたい…。」
「マジで!?ちょ…朱希さん!診てやってよ!!」
朱希さんは驚いた様にこっちを見ていた。
そして如月奏摩の言葉を聞いて、急いで救急箱を取りに行った。
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