第四話~騒動~

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  「紅羽ちゃん!?」       昨日の看護婦さん…朱希さんが来た。       「大丈夫!?あぁ~パジャマ濡れちゃって……。奏摩君!だから走っちゃ駄目って言ったでしょ?…それに、勝手に知らない子の病室に入らないの!!」       私の目の前で説教をされている如月奏摩。   どうでも良いけど…寒い気がする。       「悪かったって。」       当の本人には全く反省の色がない。         「ハァ…今度は、鬼ごっこの練習?」       私が聞くと、如月奏摩はニッと笑った。       「よくわかったな!」    「ふぅん…てか、痛い。指切ったみたい…。」     「マジで!?ちょ…朱希さん!診てやってよ!!」       朱希さんは驚いた様にこっちを見ていた。   そして如月奏摩の言葉を聞いて、急いで救急箱を取りに行った。      
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