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「改めて…私は枕崎紅羽。歳は十五。受験生。」
「おい待て!!!」
私の自己紹介に如月奏摩は驚いている。
「…お前さ………」
「何…?」
「昨日十七歳って言ってなかったか!?」
お、意外と記憶力良いんだなぁ…。
「……うん。言ったよ。」
「実年齢は十五歳なわけ?」
「そう。十七歳に見えた?」
「………見えた。」
目線をずらしてボソリと言う。
「へぇ~、私って老けてるんだ…?」
「いっ…いや、そういうわけじゃなくて……」
「…じゃあ何?」
うわぁ…焦ってる人間って面白いかも。
「う~ん……あ!何か大人びてるって言うか?」
「聞かないで。」
如月奏摩は、負けた…と呟き肩を落とした。
勝負だったわけ?
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