第五話~自己紹介~

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  「改めて…私は枕崎紅羽。歳は十五。受験生。」     「おい待て!!!」       私の自己紹介に如月奏摩は驚いている。       「…お前さ………」     「何…?」     「昨日十七歳って言ってなかったか!?」       お、意外と記憶力良いんだなぁ…。       「……うん。言ったよ。」     「実年齢は十五歳なわけ?」     「そう。十七歳に見えた?」     「………見えた。」       目線をずらしてボソリと言う。       「へぇ~、私って老けてるんだ…?」     「いっ…いや、そういうわけじゃなくて……」     「…じゃあ何?」       うわぁ…焦ってる人間って面白いかも。       「う~ん……あ!何か大人びてるって言うか?」     「聞かないで。」       如月奏摩は、負けた…と呟き肩を落とした。  勝負だったわけ?      
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