第七話~平穏~

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  「まぁいいじゃん。私が先なら奏摩が安心できるわけだし。」     「駄目なんだよ!!!」          私の発言に対して、勢い良く立ち上がる。       「俺は自分の事に対してだけはマイナス思考なんだ。俺の前の奴が成功したら、俺は失敗するんだぁぁぁ!!!」       頭を抱えて叫ぶ奏摩。       「………馬鹿」       今の奏摩にぴったり当てはまる言葉はこれだ。       「馬鹿って言うな!一応俺は先輩だぞ!?」     「…………フッ…」       何を今更   と、鼻で笑ってやった。      
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