第二話~出会い~

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  「ちょ……待った!まずソレから手を離せ…」     ソレ…   とは、ナースコールの事らしい。       「だって…」     「隠れんぼ!」       隠れんぼという言葉を聞いて、私はナースコールから手を離した。      「隠れんぼ……?」     「そう。隠れんぼしてんの。今友達が来ててさ、暇だったから……」       如月奏摩は、事情を溜め息混じりに教えてくれた。       「…何歳?」     「十七歳。」     「……………」       十七歳なんだ…。       「おぃお前!今俺の事ガキだって思っただろ!!?」       私が反応しなかったからいけないんだろうか?   如月奏摩は布団をバシッと叩いて言った。      
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