第二話~出会い~

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  だって…ねぇ……?       「……………………十七歳で隠れんぼするんだ」       中身は子供なんだなぁ。           「…たまにやると楽しいんだよ。」       如月奏摩はやや早口で言った。       「で、アンタ誰?」     うわ……今更だね。   それに勝手に入って来たのはアンタの方じゃん。       「…私は枕崎紅羽」       でもまぁ、聞かれたら答えなきゃだよね。       「枕崎って珍しい名字だよな。」     「そう?」     「歳はいくつ?」       女に年齢を聞くのは失礼って知らないのかな。       「………十七」     「タメじゃん!」       ……テンション高いなぁ。       「どこの高校通ってんの?彼氏いる?」       私が口を開こうとしたその時、また扉を開ける音がした。      
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