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「見付けたぞ!テメェ…何他の病室に入り込んでんだよ!?迷惑だろ!」
今度はお友達らしき人が、息を切らせながら入ってきた。
どうやら、声が外まで聞こえてしまったらしい。
と、言うか…私からすれば二人共迷惑なんですけど。
「見付かったし……」
如月奏摩という人物は、明らかに落ち込んだ様子で出て行った。
「勝手に入ってごめんな!」
そのお友達は、私に謝って出て行った。
「…………ハァ」
何か疲れた。
窓を閉めて
カーテンを閉めて
ちゃんと閉めてってよ、と思いながら最後に二人が出て行った扉を閉めた。
私はまた、白い部屋の中で静寂に包まれた。
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