第14話

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さ「どうして良いかもう分からなくなって。だから私、フェンスに登って…」 要「アイツ…ふざけやがって」 さ「そしたらクラッと来て、目が覚めたらベッドに…高い所平気なんだけどな」 要「違う。さくらの話からするに、お前は不和と話す前からずっとバルコニーで太陽の光浴びてたんだ。だから立ちくらみを起こして、更にぶら下がってる間も光を浴び続けた。で、熱射病になった」 え…。熱…射病…? さ「だからあの扇風機か…」 要「つうか、無茶するなよ。お前がバルコニーからぶら下がってんの見て、まじで心臓止まるかと思ったんだぞ」 さ「ごめん…」 結局、また要に心配をかけてしまった。 駄目だなぁ私。 要「でも」 さ「?」 要「お前のその気持ちは、すげぇ嬉しい」 そう言って、要は微笑んだ後私に軽いキスをした。 .
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