第20話

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女1「連れないなぁ。ね、これから遊び行かない?」 貴「ごめんなさい。俺達合宿中だから」 貴久が優しく断っているのを、背中で聞きながら俺は更に歩く。 女2「私君タイプだなぁ」 さっきとは別の声が聞こえる。もう1人車から降りたのか。 英「ごめんねー。俺、世界一大切な彼女がいるから」 そう言った英士が、俺の隣に来る。 英「要も彼女いるって言えば良いのに」 要「…間違っても、英士みたいには言えないな」 英「えー?じゃあ仁は?」 仁「俺はこの人達の目当てじゃないだろ」 英士が振り向いたため、俺も立ち止まり振り向く。 この暑い中、何故か仁だけ汗を1つもかいてない。 …その技を教えて欲しい。  
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