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要「…」
来年の今日も、さくらの中では俺といる事が当たり前な事なのか。
すげぇ嬉しい。
さ「要?どうしたの?」
テーブルをフキンで磨いていたさくらが、手を止めて俺の目の前へやってきた。
さ「要?うわっ」
たまらず、俺はソファーに座ったままさくらを抱きしめた。
抱き着いた…が正しいな。
さくらの腹辺りに俺の顔がある。
要「フッ。“おわ”か」
さ「え?あ…きゃ!…だったね」
要「ハハッ。ほんと可愛いな」
さ「…要のツボがイマイチわかりません」
さくらはそう言って俺をベリッと剥がすと、フキンを洗いにキッチンの流しに行った。
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